「外登法・入管法と民族差別を撃つ研究交流集会」の呼びかけ人の脱退の表明

 私たちはこれまで、反「入管法」運動関西交流会からの要請に応えて、東西で開催される「外登法・入管法と民族差別を撃つ研究交流集会」の呼びかけ人を承諾してまいりました。今年も、反「入管法」運動関西交流会から電話での要請があり、例年通りその要請に応じることを了承しておりました。しかし、3月に入って、「呼びかけ人への連名のお願い」と「承諾書」が郵送されてきました。私たちは、すでに電話にて了承しているにもかかわらず、あらためて文書にての要請に疑問を持ちつつも、これまでの反「入管法」運動関西交流会に対する信頼関係から、当然にも例年通りの開催であると思い承諾書に署名して郵送いたしました。
 しかし、「連名のお願い」を郵送してきた人々が開催しようとしている東西研究交流集会とは、私たちが考えていた例年通りの集会ではないことを後日知るにいたりました。何よりも、この集会の実質的代表である李直茂さんが、「全国実」の運営等に抗議して脱退し呼びかけ人も降りられたこと、そしてこの集会を最初から牽引してこられた故高英三さんのご家族も高英三さんの名前を呼びかけ人から降ろす表明をなされていること、さらに「全国実」の事務局からも多くの人々が脱退を表明されていることを知りました。
 「全国実」の方々は、今年の集会の開催に当たってこうしたもっとも肝心要の問題を伏せて、私たちに呼びかけ人の要請を行ったことになります。これは私たちとの信義に反する行為ではないでしょうか。私たちはこれまで東西研究交流集会の呼びかけ人に応じてきたのは、あくまでも反「入管法」運動関西交流会との信頼関係であり、そして李直茂さんや高英三さんがこの運動と集会の責任を負われてきたからです。この前提が崩れ去った今、私たちは呼びかけ人になることはできません。したがって呼びかけ人を降ろさせていただきます。  したがって、今後、私たちの名前を呼びかけ人として記したビラなどの配布を中止してください。さらに、あなた方が開催される4月20日関西集会、5月11日全国集会において、私たちが呼びかけ人を降りたことを文書等の形で明示に明らかにしてください。また、当日、私たちのこの抗議文も参加者に配布してください。
 以上について、4月19日までにご返答下さい。なお、返答は、反「入管法」運動関西交流会あてまでお送り下さい。

2008年4月9日
金石範、梁石日、千葉宣義、森正孝

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