綱領草案

●われわれの目的

(一)  労働者階級(プロレタリアート)の解放は、労働者自身の事業である。この解放は、資本主義社会の全面的な転覆によって達成される。そして労働者階級の階級的解放は同時に、階級社会のもとでのあらゆる抑圧・差別からの人間の解放、すなわち普遍的な人間解放である。
 われわれの目的はただひとつ、この労働者階級自己解放の闘いの全面的な貫徹とその完全な勝利にある。すなわち、資本主義・帝国主義の完全打倒=プロレタリア世界革命の完遂と、真の人間的な共同社会=共産主義社会の建設にある。

 

(二)
 プロレタリア世界革命を実現する歴史的条件はすでに圧倒的に成熟している。資本主義・帝国主義は、その全矛盾を世界大恐慌として爆発させ、社会全体の崩壊と戦争に向かって突き進んでいる。何よりも世界の帝国主義の中心であるアメリカ帝国主義の大崩壊の開始とアメリカ階級闘争の新段階への突入が、革命の時代の決定的な始まりを告げ知らせている。1917年のロシア革命後、マルクス主義を歪曲したスターリン主義の裏切りに支えられて延命に延命を重ねてきた帝国主義に、ついに最後のとどめを刺す時が来たのだ。さらに、労働者階級の決起を抑圧し続けてきたスターリン主義の崩壊は、革命勝利への巨大な扉を開け放っている。反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命へ、世界の労働者は今こそ総決起しよう。

 

(三)
 この目的を実現するためにわれわれは、資本との絶対非和解を貫く労働者階級の階級的団結の形成を一切の軸にすえて闘う。何よりも、闘う労働組合をよみがえらせることであり、そのことはすなわち、マルクス主義をよみがえらせることである。
 われわれはさらに、国境や民族による分断を越えて、自分自身を、資本の支配を全世界的に覆すための労働者階級の国際的な軍隊の一員とみなして闘う。労働者階級は本質的に世界単一の階級であり、プロレタリア革命は世界革命であるからだ。そしてアメリカを始めとする各国の闘う労働者との階級的連帯と団結のもとで、まずは自国のブルジョアジー(資本家階級)を打倒するために全力を挙げて闘う。国際帝国主義の最弱の環である日本帝国主義の打倒こそ、21世紀のプロレタリア世界革命の突破口を開くものである。
 この革命がどんなに多くの困難との格闘を必要とし、また一時的な失敗や後退を強いられることがあろうとも、プロレタリアートの勝利は不可避である。

●今日の情勢の本質

(四)
 今日の世界大恐慌の爆発は、労働者階級が総蜂起して、最末期の危機にのたうつ資本主義・帝国主義を最終的に打ち倒す時が完全に来ていることを示している。
 資本主義は、19世紀末から20世紀の初頭に、その最高の発展段階である帝国主義段階に突入した。1917年のロシア革命は、第二インターナショナルの社会排外主義との徹底対決・粉砕を貫いて、帝国主義の支配をその重要な一角において決定的に打倒した。だがスターリン主義による世界革命の放棄という大裏切りのもとで、帝国主義はその基幹部において延命した。
 1917年以来、今日に至る約100年近い歴史は、一言でいえば「死滅しつつある資本主義」の時代であった。1929年大恐慌とそれに続く1930年代の革命と反革命との激突、そこでのスターリン主義の裏切りと、ニューディール政策及びファシズムへの屈服による革命の敗北、第二次大戦によって、この死滅しつつある資本主義はさらに延命した。第二次大戦後は帝国主義とスターリン主義による世界の分割支配体制(いわゆる冷戦)のもとで、国家独占資本主義政策を展開し、労働者階級の怒りを体制の内側に改良主義的に吸収して抑えこんできた。だがそれは、膨大な矛盾を累積し、資本主義・帝国主義の危機をますます深め、その最終的な崩壊を準備するものとして進行した。  1980年代に始まる新自由主義政策は、この帝国主義が行き着いた最後の延命形態であった。それは、破産した国家独占資本主義政策に代わって資本主義の弱肉強食の論理を全社会にむきだしに貫くものとなり、最末期の資本主義の腐敗・腐朽をまさに極限まで推し進めた。スターリン主義の大崩壊はそれを決定的に促進した。
 今日の世界大恐慌は、この新自由主義の全面破産の結果であり、帝国主義が過去約1世紀にわたって積み重ねてきた全矛盾の最終的な爆発である。新たな延命の道などもはやない。各国の支配階級があがけばあがくほど、世界経済の分裂と崩壊がますます深まり、巨大独占体間・世界の大国間の資源・市場の再分割戦が加速度的に激化するだけだ。その一切は、世界の労働者人民への一層凶暴な強搾取・強収奪と、植民地・勢力圏略奪のための新たな侵略戦争・帝国主義戦争を不可避とする。今こそ労働者階級が断固として決起し、戦争を阻止し、大恐慌をプロレタリア世界革命に転化する時だ。

(五)
 資本主義の命脈はすでに、あらゆる意味で尽き果てている。今やこの社会は、資本主義のもとではもうこれ以上、一個の人間社会として成り立たないというぎりぎりのところに行き着いている。
 労働は本来、人間の生命活動そのものであり、人間社会を形成する根幹である。ところが資本主義社会では、社会的生産の担い手である労働者が資本の賃金奴隷とされ、労働者はもはや人間ではなく資本の利益を生むための材料、「モノ」として扱われる。資本が労働者を搾取して肥え太れば太るほど、資本の支配力はますます大きくなり、労働者の労働は人間の生きる喜びとはまったく無縁な、文字どおりの奴隷の苦役と化していく。
 新自由主義は、資本主義のこの本質を最も赤裸々な形でむきだしにし、かつ極限まで拡大した。新自由主義による規制緩和・民営化と労組破壊のもとで、首切り・賃下げと極限的な労働強化の波が全労働者を襲い、大量の労働者の非正規職化、無権利化、貧困化が進行した。それだけではない。あらゆるものが資本の無制限の利潤追求の手段となる中で、医療や教育の崩壊を始め社会全体の荒廃と崩壊が進み、人間同士の社会的な絆そのものがずたずたに破壊されている。しかも世界大恐慌の中で、ブルジョアジーは、労働者階級への矛盾のしわ寄せにますます一切をかけて突っ走っている。
 今や全世界に巻き起こる労働者階級と農民を始め全人民の「生きさせろ!」の叫びは、もはや人間として生き続けるための死活の叫びだ。プロレタリア革命による資本主義社会の転覆だけが、これに唯一の回答を与えるのだ。

(六)
 今日、「労働者の味方」を名乗る多くの政党が、資本による搾取と抑圧を批判しながら「革命など無理だ」と言い、「より健全な資本主義」をめざすとしている。だがそれは労働者に永遠に資本の奴隷であり続けろということだ。とりわけ大恐慌下で「資本主義を救済しなければ労働者も生きられない」として、労働者階級に犠牲を強要する先兵に転落するものでしかない。ひいては「自国の利益(自国の資本家階級の利益)」を守れと叫んで、帝国主義戦争に率先して参戦していくものである。
 その背後には、「労働者に社会を変える力はない」とする労働者階級への蔑視がある。だが実際に生産に従事して、この社会を動かしているのは労働者だ。資本家階級は労働者を搾取してそこから莫大な利潤を吸い上げているが、本質的には労働者階級の労働に寄生しているにすぎない。一切のかぎは、労働者階級の団結にある。資本の支配のもとで徹底した分断と競争にさらされている労働者が、この分断を打ち破って階級としてひとつに団結して立ち上がるならば、その団結の発展の中に、奪われてきた人間本来の共同性が生き生きとよみがえってくる。これこそが労働者のもつ本当の力である。社会を変革する真の力はここにある!
 プロレタリア革命とは、労働者階級がこの団結の力で資本家階級の支配を打ち倒し、搾取階級の存在そのものを一掃し、資本家階級の私有財産とされてきた社会的生産手段のすべてを団結した労働者のもとに奪い返し、自らの手で全社会を再組織することにほかならない。そして今日の資本主義・帝国主義は、資本のはてしない増殖運動の結果として、膨大なプロレタリアートを全世界いたるところに生み出している。万国の労働者が団結して決起するなら、資本主義社会を転覆して搾取も抑圧もない真の人間的共同社会を打ち立てる条件は圧倒的に成熟している。残されているのはただひとつ、その実践である。

(七)
 日本帝国主義の打倒、プロレタリア日本革命の勝利は、今日の世界大恐慌と戦争を世界革命に転化していく最大の突破口である。
 日帝は、労働者階級に対する政治支配の面で、帝国主義として致命的な弱点を今なお抱えている。第二次大戦後の東アジアにわき起こった戦後革命の嵐を米帝の助けを得てかろうじて乗り切った日帝は、戦後日本革命の圧殺とひきかえに、憲法9条に象徴される戦後憲法を自らの体制の支柱とした。それは労働者階級に対する大幅な譲歩の上に成り立つ体制であり、日米安保体制(米帝との軍事同盟)による補完を不可欠とした。憲法問題と安保・沖縄問題は、戦後一貫して日帝の矛盾の最大の集中点であり、破綻点である。今日の世界大恐慌下で、その矛盾と破綻はいよいよ決定的な爆発点に達していく。
 日帝の〈戦争・改憲と民営化・労組破壊〉攻撃との対決・粉砕は、この矛盾と破綻が生み出す巨大な革命情勢を、本物の内乱と革命の勝利に転化していく闘いだ。ここで徹底的に勝ちぬき、日帝打倒へ攻めのぼろう。

●革命の核心問題

(八)
 プロレタリア革命をやりぬくためには、労働者階級はまず、ブルジョアジーの手から政治権力を奪取し、自らを支配階級に高める必要がある。これが社会主義・共産主義社会建設の不可欠の前提条件であり、その第一歩である。  プロレタリア革命は本質的に暴力革命である。国家とは階級支配の機関である。ブルジョア独裁を打倒して労働者階級が打ち立てる新しい国家はプロレタリアートの独裁である。しかしこの国家がこれまでと決定的に違うのは、従来の国家が一握りの支配階級による他の社会成員への暴力的抑圧と支配の道具であったのに対し、社会の圧倒的多数者であるプロレタリアートが、資本家階級を始めとする旧社会の残存勢力に対して自らの意思を実力で強制していくための国家であることだ。したがってそれは、ブルジョア国家の特徴である巨大な軍事的・官僚的国家機構を暴力的に破壊・解体し、それを人民の武装を始めとした全く別のもの(コミューン型国家)に置き換えていくところから出発する。
 プロレタリア独裁の樹立は、ブルジョアジーの抵抗を完全に打ち破るために必要であるだけではない。労働者階級がこの革命をとおして階級社会を最終的に廃止し、社会主義・共産主義の社会を建設する能力を実際に獲得していくためにこそ必要である。すなわち、プロレタリア独裁とは、階級のない社会をつくりだすための手段であり、自分自身の死滅を準備する国家なのである。  労働者階級はそのもとで、まず自分たち自身を一人残らずプロレタリア独裁権力の直接の担い手へと高め、生産を組織し、社会の全問題を団結して解決していく力を身につけていく。それは、ブルジョア民主主義の欺瞞とはまったく異なる、プロレタリアートによる最も完全な徹底した直接民主主義の実践である。そして同時に、労農同盟のもとで農民を、さらにすべての勤労人民をも労働者国家の共同の担い手として獲得し、組織し、都市と農村の対立の究極的な止揚に向かって進んでいく。さらに資本主義・帝国主義が労働者階級への分断支配のテコとして煽り立ててきた民族による分断や社会的差別の諸問題をも、階級社会の廃絶に向けた目的意識的闘いをとおして克服し、のりこえ、差別も抑圧もない社会を現実につくりだすために闘うのだ。
 これこそ、労働者階級が、1871年のパリ・コミューンの経験、1905年や1917年のロシア革命におけるソビエト(労働者・農民・兵士代表評議会)樹立の経験をとおして、歴史的につかみとってきた共産主義社会実現への道である。

(九)
 ロシア革命後に発生したスターリン主義はしかし、プロレタリア世界革命の完遂への闘いを裏切り、プロレタリア独裁を根幹から歪曲・破壊・解体した。彼らの掲げる「社会主義」「共産主義」は、その本来の内容とは似ても似つかぬものに変質した。
 このスターリン主義は、旧ソ連・東欧の崩壊をもってすでに歴史的に破産した。1917年のロシア革命以来、ついに再びプロレタリア世界革命の実現へとまっしぐらに突き進む時が来た。だがスターリン主義によるマルクス主義・共産主義の歪曲は、プロレタリア革命への不信と労働者階級への蔑視を生み出すことによって今日なお、階級闘争への害毒を流し続けている。スターリン主義の残存物を完全打倒して、真のマルクス主義を今こそ復権して闘おう。

 (十)
 ここで重要なことは、労働組合の革命的役割である。われわれが今日、プロレタリア自己解放の闘いを貫いて革命に勝利するためには、労働組合を労働者階級の団結形成の基軸にすえ、プロレタリア独裁樹立の最大の基礎、支柱にすえて闘うことが絶対不可欠である。
 労働組合とは、労働者が団結して資本と闘う武器であり、労働者階級の最も基礎的な団結形態である。第一インターナショナルの「労働組合、その過去・現在・未来」という決議をひくまでもなく、労働組合こそは常にマルクス主義の基軸にすわっていた。労働者は、労働組合に結集して資本に対する日常的なゲリラ戦を闘う中で、自らの力にめざめ、資本との非和解の関係にめざめる。そして、賃金奴隷制の転覆なしに自らの解放はないことを自覚し、その目的を達成するための意識的行動を開始するのだ。労働組合は、このようにして個々の労働者を階級として団結させ、資本との激突の中で革命の主体として打ち鍛え、その団結の力をもって職場の支配権を資本家階級の手から実力で奪い取る。この労働者階級による職場生産点の支配とその全社会的な拡大こそ、ブルジョア国家権力の打倒=プロレタリア革命の勝利を保障する決定的条件である。
 さらに労働組合は、プロレタリア独裁を支える〈ソビエト・労働組合・党〉という三つの柱の中心に位置して、階級対立の廃止と共産主義社会建設への前進を切り開いていく土台となる。そこに形成される労働者の団結こそ、人間社会の共同性の復権であり、コミューンの原基体である。これがソビエト制度を支え、プロレタリア独裁のもとでの社会主義・共産主義への前進を可能にする推進力なのだ。ロシア革命の経験は、そのことをはっきりと示している。  スターリン主義の党である日本共産党、社民党などの既成政党、連合や全労連などの既成の労働運動指導部はすべて、労働組合のこの革命的役割を否定して、労働組合と労働運動を、資本家階級から一時的な経済的譲歩をもぎとるための単なる圧力手段におとしめてきた。あるいはブルジョア議会選挙での票集めの手段としてのみ利用してきた。今日では、労働組合は彼らの支配下で、逆に資本に対する労働者の闘いを徹底的に抑圧し圧殺する道具に転落している。青年労働者を先頭とする現場労働者の決起によってこの現状を覆し、労働組合を労働者の手に奪い返して闘うことこそが、革命の勝利を切り開くかぎとなる。

●当面する任務

(十一)
 今日、全世界の労働者に求められているのは、大恐慌と戦争への対決である。それは、資本家階級自身の延命をかけた労働者階級への一大階級戦争となって、全世界的に襲いかかっている。その最大の焦点は、労働組合と労働運動をめぐる革命と反革命との大激突にある。
 大恐慌は資本主義・帝国主義の矛盾の爆発であり、帝国主義戦争を不可避とする。この戦争は、労働者の階級的団結が徹底的に破壊・解体され、労働組合が資本家階級の行う戦争に率先協力する機関に変質させられることによって可能になる。これが第一次大戦と第二次大戦の歴史的教訓である。今まさに、アメリカで、日本で、韓国で、ヨーロッパで、帝国主義の戦争と民営化・労組破壊攻撃に対して絶対非和解で闘うのか、これに屈服するのかという形で、労働組合と労働運動の進むべき道をめぐる一大分岐と激突が始まっている。ここで労働者階級が屈服せずに断固として闘いぬくならば、それは逆に、闘う労働組合と階級的労働運動を全世界的規模でよみがえらせ、労働者階級による権力奪取への道を直接にこじ開けるものとなる。

(十二)
 この闘いは同時に、帝国主義のもとで抑圧民族と被抑圧民族に分断されてきた労働者階級が、プロレタリアートとしての国際的=階級的団結を回復していく闘いである。民族・国籍・国境を越えたプロレタリアートの階級的団結こそ、帝国主義による侵略戦争・世界戦争を実力で阻止し、プロレタリア世界革命を現実にたぐり寄せるものである。

(十三)
 闘う労働組合と一体となった、本物の労働者階級の党の巨大な建設は、これら一切の闘いをやりぬく上でますます必須の、かつ火急の課題となっている。
 労働者階級は、プロレタリア革命をやりぬくために、自己を独自の政党に組織することを必要とする。労働者階級はその闘いをとおして、自らの力でこの党をつくりだす。
すなわち、党と階級とは一体である。
 このことは実は長い間ゆがめられてきた。労働者階級自己解放の思想を否定してきたスターリン主義は、党というものを、労働者階級の外部に、労働者の現場での闘いとは切り離された特別の集団として位置づけてきた。革命の理論や正しい方針は、労働者階級自身の革命へ向けた必死の格闘の中から導き出されるのではなく、この党がそれを指導する知識人などの手によってつくり、上から労働者に与えるものとしてきたのだ。これは根本的に間違っている。党は労働者階級の一部であり、その最も鍛え抜かれた前衛である。労働者階級はこの党を媒介として自らの階級的団結を強め、拡大し、ブルジョア政党や小ブルジョア政党との党派闘争に勝ちぬいて、権力奪取のために必要なあらゆることを準備していくのである。
 この党は、したがって、当然にもマルクス主義の党、共産主義者の党として、また世界単一の党として建設される。さらに、プロレタリア革命運動がブルジョア国家権力の転覆をめざすものであり、敵階級との倒すか倒されるかの死闘を不可避とする以上、本質的に非合法・非公然の党として建設される。  そのうえで党は、プロレタリアートの中のまだ闘いに立ち上がっていない人々をも決起させ、また農民を始め労働者階級以外の勤労人民大衆をも革命の戦列に獲得するために、公然活動と非公然活動、合法活動と非合法活動の結合をとおしてあらゆる大衆と結びつく能力を獲得していく。その場合、必要ならブルジョア議会の演壇をも革命的暴露と宣伝の場として利用するという革命的議会主義をも貫いて闘う。さらに、敵階級の反革命攻撃から労働者階級の隊列を防衛し、階級闘争全体の前進を切り開くために、必要に応じて他の諸党派・諸潮流との柔軟な統一戦線戦術をもって闘う。

(十四)
 全世界の労働者、とりわけ青年労働者に訴える。今こそ労働者階級としてひとつになり、ともに世界革命を実現しよう!
 われわれの基本精神は、マルクスとエンゲルスが『共産党宣言』の末尾に記した次の言葉にある。
 「共産主義者は、自分たちの見解と意図を隠すことを軽蔑する。共産主義者は、自分たちの目的が、これまでの一切の社会秩序の暴力的転覆によってしか達成されえないことを、公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命のまえに震えあがるがよい! プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である。
 万国のプロレタリア、団結せよ!」

INDEX
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